Press release

当社の親会社であるギブソン社の米国連邦倒産法第11章の申請について その2

2018-05-07

当社の親会社であるギブソン社、その米国子会社、及びギブソンヨーロッパが、米国時間5月1日に米国連邦倒産法第11章を申請致しました。

ギブソン社は、楽器事業及び業務用音響機器事業に集中し、再建をはかって行く計画ですが、その詳細については、今後の手続きを待つ必要がございます。

当社の事業に於けるギブソン社との関係はごく限定的であり、当社は、当社の全ての事業を変わりなく継続して参りますので、関係各位の変わらぬご支援を賜ります様、お願い申しあげます。

 

当社への影響:

( 1 )  販売・仕入取引等

  • 当社は国内外自社工場、当社が独自に取引している製品供給先より部品や製品を仕入れ、当社独自の販売網で製品の販売を行っております。現状の取引を現状通りの条件で継続させて頂きます。
  • 当社は製品開発に際し、当社が独自に開発の一部を第三者に委託し、あるいは、共同開発をしております。現状通りの条件で継続させて頂きます。
  • 当社連結業績に占める割合は僅かですが、当社子会社にてギブソン・ジャパン社からの倉庫業務、着荷検査業務等の請負を行っております。ギブソン・ジャパン社は、米国連邦倒産法第11章の対象外であり、通常通り業務を継続しておりますので、当該関連業務は継続して参ります。

( 2 )  修理、保守サービス

  • 当社は当社製品の無償・有償修理、保守サービス等を当社及び当社の子会社にて独自に行っております。現状のサービスを現状通り継続させて頂きます。

( 3 )  財務取引

  • ギブソン社との資金面での取引、金銭的な保証等はなく、独立した運営を行っております。今後も、独立して運営して参ります。

( 4 )  人員

  • 現在当社にはギブソン社からの取締役は6名(全員非常勤)を除き出向者等はおらず、当社の業務執行はギブソン社から独立したティアック株式会社のマネジメントが行っています。ギブソン社からの取締役については、今後、ギブソン社側と調整し、定時株主総会にて株主のご承認を頂く予定です。

当社は、通常通り営業致しておりますので、ご不明な点は当社の通常の窓口宛にお問い合わせくださいます様、お願い申し上げます。

以上

 

関連Q&A
  Questions Answers
1 ギブソンが倒産したというのは本当か?ギブソンはなくなってしまうのか? 米国時間の5月1日に、日本の民事再生に相当する米国連邦倒産法第11章を申請したことを確認しています。
ギブソンはなくなってしまうということではなく、今後コア事業であるギターとプロオーディオに集中し、事業を継続するとのことです。
2 ギブソンはコンシューマ・オーディオ事業をやめるということだが、ティアックの事業もやめるのか? ギブソンは、ギブソン独自で行なっているフィリップスから買収したコンシューマ・オーディオ事業をやめるということであり、当社は独自に事業を行なっていますので、ギブソンの廃止対象事業とは別です。
3 ギブソンの倒産に関して詳細は把握していないということだが、その後何か判ったのか? 公開されている情報以上の詳細は把握していませんが、概ね報道されているとおりと認識しています。報道されているとおり、375百万ドルの社債の償還の目処が立たなかったとお聞きしています。
4 ギブソンの倒産の理由は? 報道されているとおり、375百万ドルの社債の償還の目処が立たなかったとお聞きしています。
5 負債総額は? 101~500百万ドルと申請されていますが、正確な金額は不明です。
6 ギブソンはティアックのどのくらいの株を持っているのか? 議決権保有割合で54.64%です。
7 ギブソンはティアックの株を売るのか? 今後、ギブソンが当社株を売却する可能性は想定されますが、現時点で当社が把握している情報はありません。
8 ティアックにはギブソンからの取締役が6名いるが、その人達はどうなるのか? 現時点ではまだわかりません。
9 ティアックがギブソンに対して持っている債権は?回収できるのか? 当社国内子会社にて、ギターの倉庫業務、着荷検査、ITサービス等をギブソン・ジャパン社に対して行なっていますがその債権も僅少であります。
ギブソン・ジャパンは通常どおり営業を継続するとのことですので、当社への影響はないと認識しています。
10 ギブソンへの売上、仕入はどのくらいあるのか?ティアックの事業への影響は? 製品の販売、仕入取引はありません。当社国内子会社にて、ギターの倉庫業務、着荷検査、ITサービス等をギブソン・ジャパン社に対して行なっていますが金額的には僅少であり、ギブソン・ジャパンは通常どおり営業を継続するとのことですので、当社への影響は僅少であると認識しています。
11 ギブソンからの借入金、ギブソンへの貸付金、債務保証等はないのか? ギブソンと当社間に借入、貸付、債務保証等の財務的な取引はありません。