企業理念・トップメッセージ

ティアック株式会社の企業理念、トップメッセージについて紹介します。

トップメッセージ

英 裕治

代表取締役社長

「一度きり」を捉えて残す。
「記録と再生」こそがティアックの核心。

創業以来、私たちティアックの核心には「記録と再生」が揺るぎなくあり、それは重要なコアであり、大いなる熱源です。「記録と再生」の飽くなき追求が、ときには音楽分野で目覚ましい新製品を生み出し、ときには情報機器分野において果敢なチャレンジを可能にしました。ティアックとは一言でいうならば、社会や人々に、世界最高精度の「記録と再生」を提供する企業です。
「記録と再生」は、ワンセットでひとつのストーリーを紡ぎだします。ミュージシャンの演奏を忠実に録音し、その後、ありのままの再生を実現する。それはリスナーの耳に、ミュージシャンの思いを鮮明に届けることであり、ミュージシャン自身に自らのパフォーマンスについて客観的に判断する術を提供することでもあります。また、身近な例でいえば、子供の演奏会や結婚式などが挙げられるでしょう。かけがえのない一瞬を記録し、後の時代に生き生きと再生されるとしたら、記録とは本人たちにとってその日の気持ちまで甦る、他に代えがたい大事な財産と言えるかもしれません。音楽分野にも、さらに情報分野にも「あぁ、記録しておいてよかった」と思える、二度とない貴重な出来事が世の中には数多くあり、その「一度きり」を捉えて残す。そこに熱く貢献するのが私たちティアックです。

かつての先人たちのように。
挑戦を愛するティアックでありたい。

私がティアックに入社したのは1985年のことです。当時から今日までを振り返って考えれば、すなわちティアックの欠かせざる企業風土とは「挑戦」や「自由」と言えるのかもしれません。
私自身にとってなじみ深いティアック製品と言えば、まず思い浮かぶのはTASCAMブランドの「PORTASTUDIO」で、実は入社以前より愛用していました。身近なカセットテープで4トラックレコーディングが可能に――とても意欲的なプロダクトで、登場した1979(1984)年以降、プロはもちろんアマチュアミュージシャンの間でも大ヒットを記録しました。入社後も、エミー賞を獲得した業務用マルチトラックレコーダー「DA-88」の開発に関わらせてもらい、また入社2年目には、世界初の「ギターアンプシミュレーター」の企画開発も任せてもらいました。
私は非常に感謝しています。若い頃は血気盛んで、声を大きくして「こうあるべきだ」と主張する方でしたが、若者のモノづくりにかける情熱を周囲は愛してくれた。しっかりと耳を傾け、「やってみろ」と背中を押してくれました。1992年にティアックは医療用画像レコーダーを発表しましたが、そもそも医療機器など当時のティアックには畑の違う未知の分野です。ティアックという企業の「挑戦と自由」の精神に、身内の私さえも驚いたことを覚えています。
社長就任後の2012年のことです。現場から強い情熱をもって「ぜひやりたい」という要望が私の元にあがってきました。それは新型データレコーダーの開発で、マーケットとしては頭打ちの状況でしたが、思い切って投資をしました。結果、大きく成功を収めることができ、ユーザーの皆様から高い評価を頂いております。挑戦を忘れないティアックの企業風土が、今なお現場に継承されていることを嬉しく思います。そして、社長である私自身が、誰よりも挑戦を重んじ、また後押しできる人間でありたいと思うのです。あの頃の先人たちのように。

「記録と再生」のプロ集団が、
世界を、未来を豊かにする。

企業には様々なステークホルダーがいて、それぞれに求めるものが異なりますが、究極的には送り出す商品・サービスがエンドユーザーの生活を豊かにすることが何よりも重要です。ティアックの場合、「記録と再生」を通じてお客様の期待に応え、世の中に貢献したい。たとえば、そのひとつには文化や芸術の継承が挙げられるでしょう。胸を打つ貴重な演奏を保存し、後世へとその素晴らしさを受け渡すこと、それは未来に対するティアックの重要な使命だと思います。またそうした美しいアートが高度な再生技術によって、身近にありのままに楽しめる、そんなパーソナルな豊かさも引き続き追求してゆかねばなりません。さらに、記録技術の可能性を押し広げて様々な分野の発展やイノベーションをサポートできれば、それはひいては社会全体への貢献を果たすことになるのではないでしょうか。
そうした理想の姿を私たちティアックは夢見ている。そしてその実現を目指し、ティアックはますますプロフェッショナル集団とならねばなりません。例えば1000人のお客様がいたとして、その大多数がまんべんなく満足する製品を作ることは、決して私たちの得意とするところではない。時には妥協も必要となり、また不必要な機能を多く付加することになるかもしれません。むしろティアックは、そうした製品に満足できない少数派100人のお客様にフォーカスします。そして、少数派の彼らが「これだ!」と心からうなずく高品位な製品を厳しく作り込み、届けていきたいと思っています。
時代はさらにスピードを増して変化してゆくだろうと思います。ティアックには「記録と再生」という不変不動の礎が存在します。その一方で、アンテナを世界に向けて高く張り、自由度をもって大胆なチャレンジを繰り広げてゆく。変わるティアック、そして変わらないティアックに、ぜひご期待頂きたいと思います。

トップメッセージ動画

その耳に、その瞳に、「あの瞬間」をもう一度